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2021.01.23
副業を禁止するな!失敗しない副業解禁方法とは・・・。

ハニー社長ことIT顧問であしたの給与コンサルタントの埴岡です。
副業を禁止している会社って多いですよね。
「副業を行っていないが、副業を行いたい」
そんな会社員111名を対象に
あしたのチームのが行った調査では、
副業を行いたいが行っていない理由として
「副業する時間がないから」(45.0%)
に次いで、
「会社の制度として認められていないから」(34.2%)
という制度上の理由があったと発表しています。
知ってますか?
本来企業は合理的な理由がない限り、
副業を禁止することはできないんですよ。
この調査でも副業禁止が出来ないことを
「知らなかった」とする回答が全体の75.7%を占めたそうです。
さてそれでは、
どうすれば失敗せずに副業を解禁出来るのでしょうか?
答えは、
モチベーションや帰属意識が上がる「人事評価制度の構築」と
合わせて行う事です。
中小企業経営者としては
自社の事業にだけ全身全霊を掛けて仕事をして欲しい
と思っています。
そのために雇用契約を行い賃金を払っている
とも感じています。
裏を返せば
副業によるしわ寄せで
自社の仕事に障害が出るようなことは止めて欲しい
と言うことです。
しかしここが問題なのです。
楽しくない(モチベーションが上がらない)本業より
自分の趣味的な副業の方が楽しければ
人間集中できるのはどちらでしょうか?
言わずもがなですよね。
そうすると副業の方へ割く時間が多くなり
経営者が危惧するように
本業への注力が少なくなってしまうのも必然です。
これは「副業に比べ本業が楽しくない」に繋がりますね。
では、楽しくするにはどうすればいいのでしょうか?
ここでモチベーションが上がる人事評価制度が必要になります。
社員も本当は本業で稼ぎたいと思っています。
趣味が高じて副業を本業にして
心から真剣に稼ぎたいと思ったなら脱サラして起業するでしょう。
今は簡単に出来る時代ですから。
そうではなくて
本業でやりたいことが出来る「達成感」や
チャレンジと成長が出来る「充実感」
そして頑張った分だけ認められる「承認欲求」が満たされれば
モチベーションや帰属意識が高まり生産性向上へ繋がります。
給与が上がればそれに越したことはありませんが
給与だけではないところで楽しさが出て来ると
人は気持ちよく仕事をします。
もうこうなってくると
副業はストレス解消の場となります。
会社から見ると
従業員が日々働きやすい環境を作るという目的の
福利厚生のようなものです。
中小企業経営者の皆さん
福利厚生だと思い副業を解禁しましょう。
そして副業が本業になってしまう事がないように
本業での楽しさを充実させましょう。
失敗しない副業解禁方法とは、
人事評価制度の見直しと再構築にあります。
雇わない経営
同じ雇うなら楽しく頑張ってくれる人が良いですね。