コンテンツマーケティング
2020.11.02
高島屋 20年3―8月期/EC売上は68%増/巣ごもり需要拡大に対応
高島屋の20年3―8月期(中間期)におけるEC売上高は、前年同期比68・0%増の128億円だった。コロナ禍で巣ごもり需要が拡大し、顧客が通販やECに流れ、大幅な増収につながった。
高島屋は19年3月、クロスメディア事業部からEC事業を切り離し、EC事業部を新設した。クロスメディア事業部ではカタログやテレビなどの媒体を中心とした通販に注力し、EC事業部は専務取締役直轄の部署としてグループ間のシナジーを高めている。
実店舗やグループMDなどとの連携を強化することで、ECサイトの品ぞろえを拡充していた。以前はギフト商品中心だったが、EC事業部開設後に自家需要に対応した商品ラインアップを拡充していた。こうした取り組みもコロナ禍での増収に奏功した。
ECを中心としたネットビジネスにおける、21年2月期の売上高は270億円を計画している。24年2月期の売上高は300億円の目標だったが、EC事業の成長加速に伴い、目標値を500億円に修正している。
来期にECサイトをスマホファーストにリニューアルしたり、商品供給や物流の体制も強化したりすることで、EC売上高の拡大を図る。
(日本ネット経済新聞より)