ハニー社長のBlog
2025.04.16
AI活用の第一歩!中小企業こそ知っておくべき『生成AI』と『検索型AI』の違い
最近、経営者仲間やお客様から「AIっていろいろ聞くけど、結局どう使い分ければいいの?」と質問される機会が増えています。
ChatGPTの登場で「AI」がぐっと身近になった反面、曖昧なまま放置している方も多い印象です。
そこで今回は、AI初心者の経営者でもわかるように中小企業の現場目線で、今知っておくべき検索型AIと生成AIの違いについて、埴岡流に整理してみます。
検索型AIとは?
まず「検索型AI」とは、名前の通り情報を探す役割のAIです。
昔からあるGoogle検索もこの部類ですが、最近注目されているのが「Perplexity AI」というサービスです。
このPerplexityは、単なる検索エンジンとは一味違います。
欲しい情報を入力すると、関連する情報を要約しながら、出典(根拠のURL)もセットで示してくれるんです。
たとえば、
姫路市でランチにおすすめの中華料理店は?
と尋ねると、ただのリストではなく、特徴や評価ポイントも含めてわかりやすく教えてくれます。
そして、どこからその情報を取ってきたのかも確認できます。これがPerplexityの強みです。
つまり検索型AIは「正確な情報を、効率よく集めたいとき」に最適です。
人間の“情報収集の手間”を省く、いわば調査係のような存在ですね。
生成AIとは?
一方「生成AI」とは、情報を組み合わせて“新しく形をつくる”役割のAIです。
たとえばChatGPTに「姫路の中華料理店を紹介する文章を書いて」と頼むと、ネットから拾った情報をそのまま貼るのではなく、学習した知識をもとにオリジナルの文章を作り上げます。
私はこの生成AIを「ある程度、私のことを理解し、一定の距離感で寄り添ってくれる優秀な秘書」だと考えています。
雑談まではしませんが、
「今私が欲しいもの」「こういう言い回しが好みだろう」と読み取って、たたき台や原案をスッと提示してくれる。そんなAIです。
たとえば、
-
企画書のドラフトを作る
-
求人広告の下書きをつくる
-
メール文章の骨子を整える
このあたりは秘書が用意してくれたメモのように、生成AIが助けてくれます。
ゼロから手を動かす時間を短縮できる、これが最大の魅力です。
どちらが優れている?使い分けのコツ
AIの活用は、「探したいのか」「作りたいのか」を自分に問いかけるところからスタートします。
最新情報・データを正確に集めたい検索型AI(Perplexityなど)
文章・画像・企画のたたき台を作りたい生成AI(ChatGPTなど)
私の場合は、生成AIを秘書役、検索型AIを調査員と考えています。
人間なら、秘書と調査担当を両方雇うのはコストがかかりますが、AIなら月額数千円で両方が揃う。
これだけでも中小企業にとっては戦力倍増です。
中小企業こそ、AIを「使う側」に回る時代
人手不足や多忙に追われる中小企業こそ、AIを活用して「時間」を取り戻すべきです。
情報収集は検索型AI、文書作成は生成AI。
この基本の使い分けを覚えておくだけで、業務効率はぐっと上がります。
そして何より大切なのは「AIは人間の仕事を奪う」のではなく、人間の思考や判断を助けるパートナーだという視点です。
特に生成AIは、考えをまとめたいとき、整理したいとき、まるで自分専属の秘書のように寄り添ってくれる存在です。
まとめ
-
検索型AI(Perplexityなど) → 情報収集をサポート。調査係として活用。
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生成AI(ChatGPTなど) → 文章や企画のたたき台を作る秘書役。
AIは「道具」として正しく理解し、賢く使えば、経営も現場も必ずラクになります。
これからの時代は、「誰が知識を持っているか」ではなく、
「どれだけ早く知識を活用できるか」が企業の生産性を左右します。
この基本を押さえた上で、まずは日々の業務の中に小さく取り入れてみる。
これがAI活用の第一歩です。
こんな考え方が少しでも、AI時代の働き方のヒントになればうれしいです。
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